高血圧の食事メニュー

高血圧治療の食事は、食物繊維がカギ

高血圧になったら、のぼせたり、頭痛などの不快な症状が出たりして嫌なものです。
そこで、高血圧の症状の改善のための対処法として、まずあげられるのが食生活の改善です。



おなかが張る、いまひとつスッキリしないという経験は、誰でもあると思います。便秘の改善に、食物繊維を摂ることが言われてます。これは、高血圧の予防や改善にとってもよいことです。

 

高血圧によって、血管の内壁が傷つけられて、血液中のコレステロールが内壁に溜まると、血管が狭くなり、血液が流れにくくなり、益々高血圧になったりして動脈硬化が進行しますが、食物繊維を摂ることで、 腸内の余分な脂質や糖分が体外に排出されるのを促進し、糖尿病や脂質異常(コレステロール等が多い状態)を防ぎます。

 

そのため動脈硬化の予防となり、また余分なナトリウムを排出するので血圧の上昇を防ぎます。
ですから、高血圧の予防や改善にとって食物繊維を摂る習慣は大切です。

 

また便秘や下痢などは、腸内細菌の善玉菌の減少と悪玉菌の増殖によって引き起こされると言われています。

 

そこで善玉菌を増やす環境を作ってやるために、積極的に食物繊維を摂る食習慣を身に着けるべき、ということです。

 

そもそも善玉菌のビフィズス菌や乳酸菌は、食物繊維を餌にして、それがある環境の中で増殖するからです。


便秘でなくとも、何かスッキリしないというのは、気分が憂鬱になるだけでなく、長時間、腸内に停滞した便の発酵や腐敗が進み、発生した有害物質が腸を傷めて免疫機能を弱めたり、発ガンの可能性もありえるというので怖いですね。

 

このように、食物繊維は高血圧を予防・改善する他、高血糖や高脂血症などの生活習慣病の予防にも効果があるとされています。


とにかく、快便であれば快食、快眠が得られることを考えれば食事にも気をつけねばと思います。健康最大の秘訣ですね。海草、豆類、野菜、果物、こんにゃくなど、積極的にとりましょう。