血圧の治療の目標値
高血圧だと診断されるのは、一般に医療機関では、上が140mmHg以下で下が90mmHg以下が正常とされます。
自宅では、これより低く上が135mmHg以下で下が85mmHg以下が正常値と言われます。
でもどうなんでしょうか?
昔は上が160mmHg以上で降圧薬を服用するか判断する傾向にありました。
一方で、年齢が違えば、体の状態も個々人で違ってくるわけですから、一応基準はあるものの、その人の適正に合った、年齢に準じた血圧の範囲があっていいという考えも出てきました。
血圧が高くなるのも、体が必要に応じて高くしている訳です。体が、血圧を高くしなければ、末梢まで血液が流れにくい環境を作っているからです。
そうは言っても、長年血圧が高い状態が続くと心臓病や脳梗塞など心配になりますから高血圧改善に向けて取り組みましょう。
服薬は根本的な解決になりませんし、まだ軽度の高血圧なら、生活習慣を変える心構えが必要です。
そこで高血圧改善に有効なのが、よく言われる有酸素運動です。水泳や自転車こぎ、ジョギングもありますが、まずはウォーキングから始めませんか!!
有酸素運動を定期的に、例えば、週に3回で一回30分程度でも継続すれば、最高血圧を約4〜10mmHg程度下げられるようです。
このように血圧が下がってくる効果は、運動が習慣になってから、早くて10週経過後とも言われてますから、血圧改善には根気よく続けることが大事です。
でも運動を始める前に、合併症にかかっている方(心臓病等)は医師と相談するのが必要です。